CHEROKEE

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Jeep® Japan

北米で数多くの賞を獲得。オンロードの走行性能や安全性など、総合的な品質が高く評価されています。
Cherokeeが米国で獲得したアワード

カナダ自動車ジャーナリスト協会主催、80名の著名な自動車ジャーナリストが新車を審査するCanadian Car of the Year Awardsで、「2014 Canadian Utility Vehicle of the Year」に選ばれました。

日米の自動車メーカーがこぞって出展するアメリカ自動車業界の一大イベント、テキサス州のTruck of the Year(テキサス・オート・ライターズ・アソシエーション主催)で、「Compact SUV of Texas」に選出されました。

米国でもっとも長く人気のある自動車番組MotorWeekが、1983年以来、消費者目線でベストカーを選出してきたMotorWeek’s Drivers’ Choice Awardsにおいて、「Best Small Utility」に選ばれました。

毎年300台以上のクルマの中から半年かけてトップ10が選出されるHispanic Motor Press Awards Panelで、「Top Ten Cars of 2014」を獲得。スポーツユーティリティカー(SUV)のカテゴリーでNo.1を意味するプライズです。

毎年、米国内から100人以上のトップアスリートや自動車ジャーナリストが集まり自動車を評価するユニークな大会、Active Lifestyle Vehicle of the Year Awardsで、「Best Value On-Road」を受賞しました。

  • 台形ホイールアーチをイメージしたステッチ

    初代Jeep® Willysのフロントグリルをモチーフにしたフロントパネル

    助手席シート座面下の収納スペースには貴重品や大切なモノをしまうことができます。

    フルカラー7インチマルチビューディスプレイ :
    パフォーマンスデータや多数の統計データを表示

    最大5つのカスタムモード付きJeep®セレクトレイン
    システム

  • 台形ホイールアーチをイメージしたステッチ

    初代Jeep® Willysのフロントグリルをモチーフにしたフロントパネル

    助手席シート座面下の収納スペースには貴重品や大切なモノをしまうことができます。

    フルカラー7インチマルチビューディスプレイ :
    パフォーマンスデータや多数の統計データを表示

    最大5つのカスタムモード付きJeep®セレクトレイン
    システム

  • 台形ホイールアーチをイメージしたステッチ

    初代Jeep® Willysのフロントグリルをモチーフにしたフロントパネル

    助手席シート座面下の収納スペースには貴重品や大切なモノをしまうことができます。

    フルカラー7インチマルチビューディスプレイ :
    パフォーマンスデータや多数の統計データを表示

    最大5つのカスタムモード付きJeep®セレクトレイン
    システム

* 日本仕様は右ハンドルになります。

世界の美しい景観からインスピレーションを得たインテリアカラー
  • アイスランド

  • モロッコ・マラケシュ

  • イタリア・ヴェスヴィオ山

※写真はイメージです。一部日本仕様車と異なります。

  • Jeep®のアイデンティティである
    伝統の7スロットグリル。
  • Jeep®誕生以来受け継がれる
    台形ホイールアーチ。
  • ウォーターフォールフード
    (水が滑らかに流れ落ちるようなボンネット形状)
  • LED ライティングテクノロジー
  • DLO [Day Light Opening]
    (TJ Wranglerのハーフドアからインスピレーションを得て
    デザインしたデイライトオープニング)
  • リアテールランプ
    (48個のLEDを採用したテールランプ)

※1 米国のミッドサイズSUVカテゴリーにおいて。 ※画像はイメージです。一部日本仕様車と異なります。

米国と欧州の安全性能試験で最高賞を獲得
IIHS TOP SAFETY PICK +

米国のIIHS(The Insurance Institute forHighway Safety:高速道路安全保険協会)が毎年実施し発表している人、車両、道路環境に対する安全性評価で、最高評価の「Top Safety Pick +」に選出されました。

Euro NCAP 5 Star

世界で最も権威があるとも言われるヨーロッパの自動車安全テスト、欧州新車アセスメントプログラム(European New Car Assessment Program)において、2013年、最高評価の5スターを獲得しています。

Cherokeeに初採用したセーフティシステム
ACC+(アダプティブクルーズコントロール<STOP&GO機能付>)Lane Sense車線逸脱警報 Park Sense縦列・並列駐車アシスト

先行車両との安全な車間距離を維持し、万一の際は、ドライバーの操作なしに完全に車両を停止させます。

車両が車線の外側に出ている場合やドライバーがハンドルから手を離している場合、ドライバーに警告します。

パーキングスペースに簡単に駐車できるよう、センサーが作動しステアリングを自動的にコントロールします。

ボタンを押すだけでパーキングブレーキの操作ができます。解除する場合は、ブレーキをかけながらボタンを押します。

タイヤの空気圧を常時モニタリングし、ディスプレイに表示。常に空気圧の低下をチェックできるため、未然に事故を防げます。

他の車両に急接近しそうになった場合、ドライバーに警告すると同時に1.5秒間のブレーキアシストを行います。

Jeep® Wagoneer 1963
Jeep® Cherokeeは、SUVの歴史で語り継がれ、最も世に普及したモデルの1つです。Cherokeeの伝説は、1963年のJeep® Wagoneer(ワゴニア)の発売に始まります。このモデルの革新的なところは、業界初4×4でオートマチックトランスミッションを採用したことでした。
1963
Cherokee SJ 1974
Wagoneerをベースに開発された独創的な1974年型Cherokeeは、1977年に4ドアバージョンが発売されるまで2ドアでした。業界初のフルタイム4x4システムQuadra-Trac®が、1970年代にCherokeeに搭載されました。
1974
Cherokee XJ 1984
1984年の大幅なモデルチェンジの後、Cherokeeはサイズを若干小さくし、取り回しの良い最新式のスポーツユーティリティビークルとして生まれ変わり、現在のSUVの原型となりました。画期的なCherokee XJは、フルサイズのWagoneerに比べ、全長が533 mm、全幅が152 mm、車高が101 mm、重量が453.6 kgもコンパクトになっています。
1984年型Cherokeeは、CommandTrac®パートタイムおよびSelec-Tracフルタイム4×4システムという、4×4システムを選択できる最初のJeep®モデルでした。さらに、従来のボディオンフレーム構造ではなく、ユニフレーム構造が採用されました。
1984
Cherokee XJ 1997
もともと北米でCherokeeの右ハンドル車が生産されており、郵便の集配作業に使われていました。1994年に輸入車として初の右ハンドルを日本に導入。好調な販売台数でCherokeeは日本国内のSUVブームの火付け役となりました。
1997年には、1984年の登場以来13年ぶりにマイナーチェンジが行われました。これによりボディ剛性が43%アップ、エクステリアが若干丸みのあるデザインに変更となりました。
1986年から2001年にかけて、毎年世界で100,000台を超えるCherokeeが販売されました。1999年に販売台数がピークに達し、世界で200,000台を超える販売台数を記録しています。
1997
Cherokee KJ 2002
2002年型Cherokeeは、優れたオンロードパフォーマンス実現のため、Jeep®の過去40年の歴史で初めて、独立懸架式フロントサスペンションを搭載したモデルです。北米ではLiberty(リバティー)と呼ばれたこのCherokeeが、オンロードの走行はもちろん、本来のJeep®オフロード機能を備えた最も優れた車であったことは一目瞭然です。
2002
Cherokee KK 2008
2008年型Cherokeeは、従来の4x4システムを受け継ぎながらも、全面的に改良された車として生まれ変わりました。このモデルには、新開発のSelec-Trac® Ⅱ アクティブフルタイム4×4システムが搭載されました。
独立懸架式フロントサスペンションと5リンク式リアサスペンションにより、乗り心地と操縦性が改良されました。また、世界初のSky Sliderというフルオープンキャンバスルーフにより、開放感あるオープンルーフを提供しました。
2008
Cherokee 2014
All-new Jeep® Cherokeeは、グローバルな訴求性を持つ新しい未来志向のデザインを採用しました。®デザイン部門として目指したのは、Jeep®を次の時代に導いてくれるデザインとして、Jeep®のDNAとデザインの伝統を失うことなく、優れた効率を実現できるフォルムを創り上げることでした。Jeep® Cherokeeは、効率と走破性に優れる印象を与えるだけでなく、実際に効率と走破性に優れています。
2014

All-New Jeep Cherokee Revealed

デザイン、ミュージック、アートのエキスパートが見た新型Jeep® Cherokee

Eisuke TACHIKAWA

NOSIGNER 代表

K.A.N.T.A

HIP-HOP ARTIST

DRAGON76

PAINTER

KIKI

MODEL

Interview No.1

Jeep®の文脈を敢えて逸脱するというデザインの挑戦。

デザイナー・太刀川英輔さん(NOSIGNER)

いよいよ日本国内でのデビューを間近に控えた新型Jeep® Cherokee。Jeep®伝統のクラフツマンシップを尊重したうえで刷新された待望のニューモデルは、スタイリング、収納力、ドライブスポットなどにフォーカスすると、どんな世界観を浮き彫りにするのか。各界のスペシャリストが語るその魅力を、インタビューシリーズとしてお届けしていく。

第1回目のスペシャリストは、デザインファームNOSIGNER代表、太刀川英輔氏。グラフィック、プロダクト、空間などの領域にとらわれず、ビジネスモデルの構築やブランディングを含めた総合的なデザインを手掛けることによって、数多くのイノベーションを生み出す気鋭のクリエイターだ。目に見えないものをデザインする彼にとって、新型Jeep® Cherokeeのデザインはどう映るのか? そのインプレッションについて訊いてみた。

Q:まずは、太刀川さんが持っているJeep®の印象について聞かせてください。

A:Jeep®といえば元は軍用車両ですから、ヘビーデューティなクルマというイメージがあります。地雷を踏んでタイヤ2本がクラッシュしても、スペアタイヤを使った三本で100キロは走れるという、米軍からのハードなスペック要求を元に作られたクルマですよね。だから、ツールとしてライフスタイルに必要とされるクルマです。そのヘビーデューティ感に、必然的にデザインされていない良さが表れていますし、そのJeep®らしさが昔から好きでしたね。

Q:今回の新型を含めて、Jeep® Cherokeeにはどんな印象がありますか。

A:Jeep® Cherokeeはスクエアを強調したデザインの進化が印象に残っています。いわゆるSUVブームを踏まえると、Jeep®を買う人が求めているのは最初の源流にあるヘビーデューティ感から来る道具として楽しめる要素なのかもしれませんが、新しいJeep® Cherokeeはデザインの方向として、より現代にシフトしてきたというか。高級セダンのようなSUV、その辺りが好みの層を狙っている気がしますね。

Q:新型Jeep® Cherokeeのデザインについて、エクステリアとインテリア、太刀川さんが感じるそれぞれの特徴を教えてください。

A:新しいJeep® Cherokeeを作るというコンセプトとして、Jeep®の中にある文脈を敢えて逸脱するということにデザイナーが挑戦していることがわかります。だから、新しいJeep® Cherokeeには、今までJeep®を求めたことのない人たちに届けたいという想いがあるのかもしれないですね。完全な流線形のモデルを往年のJeep®ファンは不思議だなと思うかもしれません。特にフロントマスクは個性が出ていて、SUVの中でもパワフルに見える。今までのJeep® Cherokeeとキャラクターが違いますよね。例えるならば、ガンダムやパシフィック・リムの世界。そういったロボ感のある世界が好きな人には一番刺さりそうです。フロントもリアも顔なんですよね。過去に一つ目のクルマがあったけど、そういったチャレンジは流行らなかったから。

Q:カーデザインに対して、人間や動物の顔として認識するという印象があるということでしょうか。

A:そうだと思います。その意味では、これからのSUVはもっと人の顔に近づくのかもしれませんね。他の部分でいうと、オーバーフェンダーの四角い感じは引き継がれているものの、バンパーの上下でデザインの言語が明らかに違います。バンパーから上は液体になった感じがしますね。シャープネスが強調されている。インテリアには絶対的な快適性の追求があって、スポーツカーのバケットシート的な感じがします。トランクに荷物を沢山積めて大人数での移動が出来そうですし、日常のシティライフから郊外、もっと遠くまで出掛けるライフスタイルが合いそうです。

Q:太刀川さんは空間、プロダクト、グラフィック、ブランディング、アートディレクションなど、あらゆる領域と立場からデザインを手掛けていますが、Jeep®のデザインの魅力とは何でしょうか。

A:ツールとしてのヘビーデューティ感、存在感、そしてオーセンティックであることですね。Jeep®はクルマの原型のひとつなんです。形が変わればプロダクトのアイデンティティが変わるかといえば、Jeep®の場合はそうではなくて、ずっと僕らにとってのJeep®は変わらない。例えば、他社のクルマを見ても、「あれはJeep®かもしれない」と思いますよね。いわば、ホッチキス社のホッチキスみたいなものです。その中である種、本流から形を変えたデザインのJeep® Cherokeeが出てきたけれども、本流に結び付いたJeep®の新しい車両であることは間違いないから、その中での遊びのような要素を好む人たちにはかなり受け入れられると思います。

Q:源流を持っているということは、ブランドにとって大きな強みとなるんですね。NOSIGNERのポートフォリオの中で、源流を意識してデザインを手掛けたプロジェクトはありますか。

A:和漢の天然素材にこだわったwarew<和流>というスキンケアブランドのブランディングですね。まずブランドカラーには、日本の美を極める女性のブランドとして、透き通るような純白と深い朱色を選びました。これは女性が最も美しい瞬間である、白無垢のコンポジットからインスピレーションを得たものです。日の丸からエッセンスを抽出する様子を表したシンボルマークは、女性の美と密接な道具である手鏡のようにも見えるようにデザインしています。それから、日本女性の立ち姿からデザインされたパッケージは、内面から美しくなるというwarewのブランド哲学にもつながります。帯がプロダクトの重心の位置にあり、帯を持って扱うと自然と気品のある所作でスキンケアできるように設計してあります。

Q:なるほど。白無垢、日の丸、帯、全てが日本文化の源流を感じさせる要素ですね。

根底にあるのは、日本特有の美意識である<わび・さび>なんですよ。簡素な中にあるシンプルさや、目には見えない精神の中にまで美しさを見出す思想をスキンケアブランドへと昇華しています。

Q:ではJeep® Cherokeeの質問に戻りますが、太刀川さんは現代のSUV市場からどんな印象を受けますか。

A:新しいSUVの潮流として、未来志向のSUVが出始めていると感じています。SUVがクロスカントリーから来たものだとしたら、その源流の一つにあるのは間違いなくJeep®なんですよ。今までSUVを出したことのないメーカーが突然SUVを立ち上げたら、そのギャップがインパクトになるけれども、Jeep®がSUVを出すことは、実は難易度の高いことだと思う。なぜなら、Jeep®はずっとSUVを作り続けてきたのだから。日本人特有なのかもしれないけど僕らには、ラグジュアリーに対しての疑いがあるんですね。例えば、ハイブランドのバッグが欲しいということをダサいと思う心理といいますか。

Q:その心理はどこから来るのでしょうか。

A:「オーセンティシティを感じない」ということなんですよ。もちろん、ハイブランドの製品は本物のクラフツマンが本物の技術を提供しているものです。でも、元々のエッセンスの中にあるクラフツマンシップだけで語ることができたら、その方が正直でかっこいいという感覚を僕らは持っていて。最高級レストランが最高級であるという時代は続くだろうけど、いつかは一番美味しい魚が捕れる場所でそれを食べる方が贅沢だという時代が訪れるんです。クルマのデザインも同じで、いくらでもかっこよさを過飾できるという中でJeep®は源流を持っている。だから、マイノリティだったものをメジャー領域まで広げることができるんだと思うんですね。

Q:「オーセンティシティ」や「本物」という意味では、Jeep®が掲げるキーワードの一つに「Real」があります。

A:なるほど。自動車文化が生まれた初期は、極めてディテールが実用性から出来ていて、僕らはそこに本物性を感じてきた。でも、技術が進化して自由な形を手に入れたことによって、そういったオーセンティックな本物性のあるディテールが出てこなくなったと思うんです。それは大量生産・大量消費の中で、生産工程がすごくインスタントで自由なものになってしまったから。その自由度が適切な制約を受けられずにある種、メッセージ性の低い何かになってしまったと感じていて。今後、デザインの自由度が上がっていけば、また起こり得ることなので、すごく気を付けなければなりません。

Q:今は3Dの進化によって、さらにその自由度が上がりましたよね。

A:そうなんです。そこで必要になってくるのが、コンセプトの強度なんですよ。Jeep®は強いフィロソフィーをブランド自身が持っているわけですよね。僕らが浮かべる「Jeep®といえばこれだ!」という原型、それこそが源流なんです。そこに照らし合わせていくと、デザインを見失わずに進化していける。Jeep®はすごくリアルなブランディングをできるメーカーだから、そのリアリティを高めていってほしいですね。

太刀川英輔

1981年生まれ。「見えない物をデザインする者」という意味をもつデザイン集団『NOSIGNER』を主宰する。プロダクトデザイン、建築、空間デザインなど幅広い分野で活躍する。ロンドンデザインミュージアム収蔵、PENTAWARDS PLATINUM, Design for Asia Awardなど輝かしい経歴をもつ。

http://www.nosigner.com/

Interview No.2

僕らには無限の可能性がある。

ヒップホップアーティスト・K.A.N.T.Aさん

いよいよ日本国内でのデビューを間近に控えた新型Jeep® Cherokee。Jeep®伝統のクラフツマンシップを尊重したうえで刷新された待望のニューモデルは、スタイリング、収納力、ドライブスポットなどにフォーカスすると、どんな世界観を浮き彫りにするのか。各界のスペシャリストが語るその魅力を、インタビューシリーズとしてお届けしていく。

第2回目のスペシャリストは、ヒップホップアーティスト、K.A.N.T.A氏。プロデューサー、モデルとして多方面で活躍し、新世代のアイコンとして注目を集める気鋭のクリエイターは今回、Jeep® Cherokeeのイメージソングを手掛ける大役に抜擢された。タイトルはJeep® Cherokeeがテーマに掲げる『Built Free』。デジタルと生音をミックスした温故知新でオリジナリティ溢れるサウンドは、大自然から都会まで走破するJeep® Cherokeeにマッチしている。彼が『Built Free』に込めたメッセージについて語っていただいた。またテキストの最後には、対訳付きでリリックを公開している。インタビューとともにチェックしていただきたい。

Q:K.A.N.T.Aさんが手掛けたJeep® Cherokeeのイメージソング『Built Free』について聞かせてください。

A:中学生の頃から「クルマに乗るんだったら、やっぱJeep®でしょう」と言い続けてきたんです。だから、今回はずっとイメージしてきたものが形になって嬉しいですね。Jeep® Cherokeeの『Built Free』というテーマに共感して、クルマが表現している『Built Free』とは別のところで、僕ら自身が『Built Free』なんだよということを表現しています。僕らは生まれてから、全ての選択肢を自分で決めてきた。つまり、人生の選択肢を自分でBuildしていく。何もない空間に色んなパーツを埋め込みながら、自分の人格を作ってスキルを伸ばす。そこでBuildしたものを走らせて人生を進んでいく。自分の体験を曲に入れて、それをアウトプットしました。

Q:普段の曲作りと比べて、テーマありきの曲作りを経験してどんな違いがありましたか。

A:一般的には映像を見ながら曲を作りますよね。でも今回は逆パターンで、映像の写真からイメージを膨らませて自由に作ってほしいということでした。決まっていたのは1分30秒という時間だけですね。僕の中のテーマは、映像と音楽を如何にシンクロさせるか、ということでした。普段、曲を作るときはものすごく時間を掛けるんです。2年前に1stアルバムを出して、そこから2ndアルバムを作るのに2年間も掛かったんですね。たった10曲を作るのに。今回は限られた時間の中で今までを超えるものを作りたいという気持ちがありました。

Q:K.A.N.T.Aさんはただ曲を作るだけじゃなく、歌も歌うしラップもしますよね。どのようなプロセスを踏んで『Built Free』は完成しているのでしょうか。

A:ミックスダウンを含めて僕のサウンドなので、そこまで自分でやります。プロセスとしてはまず、頭の中で一度曲を作り込むんですね。次は楽器を弾きながらそれを具現化していく。パソコンの音は使わずに、ギターやアナログシンセやアナログドラムマシーンとか、全て生音なんです。ある程度の構成ができるとリリックを書きます。普段ならば作曲とリリックは違う思考回路だから切り替えていたけど、今回はじめて同時進行でやってみました。ギターを弾きながら歌うと、リリックを書いて憶える必要がないんです。リリックをエディットしたら、ヴォーカルはほぼ一発録りで終わらせました。特にラップは一発録りでないとニュアンスが違ってくるというか。100回録ったうちの100回目より、最初のテイクの方が絶対に良いと思うんです。危うさというかライブ感がある。

Q:きっと100回目までいくと、すごく整ってきますよね。

A:そう、僕はヒップホップに関しては未完成の状態で完成されていると思うんです。ヒップホップはスタイル、きれいに歌うことが良いとは思っていないし、僕にはビヨンセみたいな歌唱力はないからスタイルでいくしかない。そのスタイルとはエッジとか声質だと思っています。今回はすごく良い経験になりましたね。『Built Free』というテーマは僕自身を立て直すというチャレンジでもあったし、ただ楽曲提供するという立場ではなかった。僕の解釈では、『Built Free』は誰にも当てはまると思うんです。

Q:『Built Free』に適切な和訳をつけるとしたら、どんな意味が一番フィットすると思いますか。

A:「自由に組み立てられる」という意味だと思います。つまり僕らは常にゼロなんです。極端な話だけど、『Built Free』はゼロという記号で表せるというか。英語とか日本語はこれから何百年後にないものなのかもしれない。だけど、記号はキープできますよね。僕らには無限の可能性がある。

Q:その「自由に組み立てられる」というメッセージをリリックに込めているんですね。

A:僕らが摂取するものが何かを身体は認識していなくて、単なるコードとして認識している。つまり、僕らはDNAの単位から『Built Free』であって、それをどうやって変えていくかというと、全ては自分次第なんだよ、というテーマでこの曲を書きました。誰でも、絶対にこっちは違うと思いながらも間違った道を歩いてしまうことはあるじゃないですか。僕はその選択肢をやめたんです、夢にダイブした日から。ある日何の保証もなくバイトを辞めたその瞬間、自分が信じる道だけを歩こうと。

Q:なるほど。K.A.N.T.Aさんの実体験に基づいているんですね。

A:皆、ダイブすることを恐れているんです。色んな常識とか社会とか現実を見てしまって。人生は先のことまで表しているけど、僕は今この瞬間しか無いとも思うんです。それを信じてきた僕は、実際にひとつの夢が叶っているんですよ、誰が何と言おうと。中学の頃から乗りたいと思ってきたクルマと音楽で関われているのだから。そうやって念じることはすごく大切で、念じながら行動していると、自然とこういうことが起きるんだよって。

Q:K.A.N.T.Aさんのように、自身で立ち上げたインディペンデントレーベルで活動するアーティストが、世界的な企業とコラボレーションするのは稀なケースだと思います。

A:僕がなぜインディペンデントレーベルで活動するという選択肢を選んだかというと、デビューするタイミングに色んなレーベルからオファーをいただいて、目先の利益を求めることはできたけど、それは違うと思ったんです。なぜなら、10年20年先にないものかもしれないから。僕はいま苦労してでも死ぬまでに新しいシステムを自分で構築しなきゃいけないし、それは誰もやってくれないから自分自身で切り拓いていかなきゃいけない。それをスタートからやってきて、自分がイメージしてきたJeep®とのコラボレーションが形になった僕は間違っていないと思うし、もしレーベルに所属していたら出来ないことだと思うんです。今後、インディペンデントなアーティストがタッグを組むのはレコード会社やレーベルではなくて、音楽とは違うフィールドで闘っているところ。それが数年後の主流になってくると思います。

Q:なぜそう思うのでしょうか。

A:僕の場合、音楽という剣と盾に加えて、色んなアイデアがあります。今後はそれが重要になってきて、ただ音楽ができる人たちは腐るほどいるし、その中でもアイデアを持っているのは一握りしかいない。ミュージシャンから出てくるアイデアは、企業の中から出てくるものとはまた違う角度のものを出せるんですよね。そういうところでリンクアップして、新しいプロダクト、戦略、マーケティングを展開していける。そうやってインディペンデントなアーティストと音楽ビジネスとは違うフィールドの会社、ブランドが合体する。僕はそれをやるアーティストに絶対ならなきゃいけないと思っています。僕が一度切り開くことが出来れば、「あぁ、そうやって出来るんだ」と26歳の僕より若い子たちに希望を持たせてあげられる。僕は夢を与えなきゃならないし、実際に僕は小さい頃から色んなものからもらった夢の中にダイブしたんですよね。

Q:『Built Free』をいつかフルバージョンで聴いてみたいですね。

A:実は作っている段階でそれを想定しているので、オフィシャルで発表できたら良いですね。基本的に僕はフリーダウンロードには反対派なんです。なぜかというと、それが広がることで音楽の価値が下がると思っていて。でも今回に限っては、そうじゃないなと思うんです。自分がアルバムで発表するものとは別物だし、もっと多くの人たちに知ってもらいたいという気持ちがある。Jeep® Cherokeeを買ってくれた人には、最初に『Built Free』を聴いてほしいですね。自分を立て直した状態で、『Built Free』を爆音で流して山道やダウンヒルを走ってほしい。Jeep® Cherokeeのハードディスクにデフォルトで入れてほしいですね。ユーザーは嫌がるかもしれないですけど、消せなかったら最高です(笑)。

Watch the Video

LYRIC(歌詞)

『Built Free』

Oh baby come and try rip my clothes
I got my flesh and bones to cover me

Oh baby come and try to flip my world
I can be what ever what I want to be
I'm built free

Let me tell u a bit story might give a answer or change your mind re design live your life out the boat
I was broke like a monk in city full neon lights still hustling like a tiger in a killer fight

milla right now image dreams come true getting paper from the cars that I love cool

Keep your shine hard never walk the other side of the road that u feel wrong it's suicide dream and dive

K.A.N.T.A

MAJOR FORCEのK.U.D.Oを父親に持ち、12歳までの幼少期をロンドンで過ごす。18歳でアルゼンチンのサッカーチームとプロ契約し、サッカー選手として活躍していたが、父親の影響で幼少期より身近だった音楽に目覚め20歳で帰国。2011年に自身のレーベルKANTALANDから1stアルバム『ROYAL NEW STANDARD』をリリース。インディペンデントながらも、BEAMS、MR.PORTER、G-STARなどが選ぶ日本のアイコンに抜擢されるなど、国内外からオリジネーターとして評価されている。

Interview No.3

「超えていく」という力強いメッセージ。

ペインター・DRAGON76さん

いよいよ日本国内でのデビューを間近に控えた新型Jeep® Cherokee。Jeep®伝統のクラフツマンシップを尊重したうえで刷新された待望のニューモデルは、スタイリング、収納力、ドライブスポットなどにフォーカスすると、どんな世界観を浮き彫りにするのか。各界のスペシャリストが語るその魅力を、インタビューシリーズとしてお届けしていく。

第3回目のスペシャリストは、ペインター、DRAGON76氏。ブラックミュージックやマイノリティカルチャーから影響を受けたメッセージ性の高い作風で国内外から絶大な人気を誇る彼は、昨年Jeep®発の音楽イベント『Real Music』のアートワークを担当。さらにNOS恵比寿で開催された『The Real Music Week』では、Jeep®の各モデルのビジュアルイメージを即興で描く、エキサイティングなライブペインティングを披露してくれた。自身が指名するペインターとのコラボレーションから描かれたJeep®は、どれもがオリジナリティに溢れ、今にもキャンバスの中から飛び出しそうな躍動感に満ち溢れていた。確固たるスタイルでJeep®と向き合ってきたペインターは、生まれ変わったニューモデルをどう捉えるのか? 常に新たな表現を探し求める力強い言葉から、Jeep® Cherokeeとの接点が見えてきた。

Q:まずはDRAGONさんが思うJeep®の印象を聞かせてください。

A:実は昔、Jeep®に乗っていたんですね。結婚する前に買った赤いJeep® Wranglerの中で、好きな音楽を爆音で聴いていた思い出がありますね。当時は大阪に住んでいたので、嫁さんと一緒に京都に行ったり、釣りに行ったり。どこに出掛けるにもJeep®と一緒だったから、僕ら夫婦の青春が詰まっていて。

Q:では、今回発表された新型Jeep® Cherokeeの印象はいかがですか。

A:新しいJeep® Cherokeeはすごくかっこいいと思っていて。往年のファンには昔の四角い感じが固定観念としてあるでしょうけど、それを関係なく新しいクルマとしてのデザインが良いですね。僕には絵を描いている中で、もっと新しいことに挑戦したいという気持ちが常にあるんです。その目線で見ると、新しいJeep® Cherokeeは今までの流れにはなかった新しいかっこよさを提案しているというか。新しいことを始めるには困難が付きものですけど、それを「超えていく」という力強いメッセージを感じますね。

Q:「もっと新しいことに挑戦したい」という気持ちはどこから生まれてくるのですか。

A:自分の絵はこう見られているというイメージが分かってくると、それを良い意味で裏切りたくなるんですよ。過去に自分の絵が広まるきっかけとなった作品があって、それから僕が描く絵にはそのイメージが強くなったんです。そうなると、依頼してくださる人たちは僕にそのビジュアルイメージを求めるわけで、しばらくは同じテイストの絵を描き続けていた時期がありましたね。それは自分が色々と試行錯誤してきた中から見つけた一つの強みですけど、もっと新しいことをやりたかったんです。

Q:そのきっかけとなった絵は何ですか?

A:BAGDAD CAFE The Trench Townというバンドのアートワークですね。自然と調和するような絵は自分の中で発信したかったことではあるけれども、あまりにも「前の絵の感じで」というリクエストが多くなると、さすがに飽きてくるというか(笑)。自分の中で作りたかった僕にとって、新しいスタイルを表現できる場がライブペイントだったんです。

Q:DRAGONさんの特徴を物語るダイナミックなライブペインティングは、最新形の自分自身を表現するための場所でもあったんですね。

A:僕は絵と同じくらいに音楽も好きだから、ミュージシャンがライブをやるようなノリでペイントをアウトプットできないかとずっと考えていて。人前でやるパフォーマンスをやれたら面白いなと思ったところからも、ライブペイティングは始まったんですね。

Q:同じ「描く」という表現でも、アートワークや広告などを描く場合と即興のライブペインティングでは、絵に向かう意識も全くの別ものだと思うんです。

A:やっぱりテンションは全然違いますね。自分にとって、ライブペインティングは実験でありパフォーマンスでもあるというか。アトリエでの制作と比べると、ライブペインティングは限られた時間の中で、なるべく少ない手数で最大限の効果を得られる表現をずっと探し求めていて。思いついたことは消去せずに全部出し切ろうとしますね。「上手いこといかへんかもやけど、やってしまおう」と。失敗もあれば、偶然が重なってすごく良いものが出来る場合もあるんですよ。いつもと違うペンやポスターカラーで描いた線がすごく良かったりすると、「次の絵はこの感じで構成してみよう」という感じに発展していくんです。

Q:絵のタッチは長年培われたものだけど、単純に画材を変えたりすることで変化が生まれるんですね。

A:そうですね。色使いやモチーフを変えるだけでも、全くの別人が描いた感じになります。ただ、新しい自分のスタイルを打ち出したいといっても、例えばCDジャケットには、そのアルバムのコンセプトがあるじゃないですか。僕がCDジャケットや広告を描いたりする中で一番優先しなきゃならないのは、アーティストの音楽が伝わりやすい絵を描くことなんです。それを踏まえた上で新しいスタイルを表現するというか。

Q:DRAGONさんには昨年、Jeep®発の音楽イベント『Real Music』のアートワークと、NOS恵比寿で定期的に開催された『The Real Music Week』では、Jeep®の各モデルを題材にライブペインティングを披露していただきました。クルマを描くという経験自体が、DRAGONさんのキャリアにおいて初めてのことでしたよね。

A:そうですね。音楽やアートとコラボレーションをしても、Jeep®には絶対にぶれないイメージがあるんですよ。色んな新しいことに挑戦できる強い芯。ライブペインティングでJeep®を描く度に、Jeep®はかっこいいクルマだなと感じましたね。Jeep®というロゴが入っているだけで納得させられるエネルギーがあるというか。

Q:昨年12月の『The Real Music Week vol.4』では、DRAGONさん単独のパフォーマンスで新型Jeep® Cherokeeのアートワークを描いていただきました。Jeep®で表現してみたい新たなビジュアルはありますか。

A:たくさんの色をスプレーで吹き付けて、ストリート感のあるポップなビジュアルを描いてみたいですね。Jeep®を描いてきた中で思うのは、フロントのグリルが一番Jeep®らしさを表現できるポイントだけれども、その他のディテールが変わると、薄っぺらくなったりシャープになり過ぎたりするんです。逆に言えば、Jeep®の全体のディテールは魅力のひとつだと思っていて、ライブペインティングではそれを崩さないように意識していました。形という意味では、スクエアなJeep® Wranglerは描きやすいフォルムだけど、今回のJeep® Cherokeeのような流線形のクルマは、ディテールのバランスを注意しないと、全く違うクルマになってしまうんですよ。だから、新しいJeep® Cherokeeはまた描いてみたいモチーフです。クルマの魅力を引き出しつつ、そこに最新の自分のスタイルをフィットさせることが出来たら文句無しですね。

DRAGON76

1976年滋賀県生まれ。ストリートアートを基本とし情熱的で生命力溢れるタッチで、Jeep®をはじめとする国内外の企業広告やアパレルブランドとのコラボレーション、音楽関連のビジュアルや壁画なども幅広く手掛ける。また、ダイナミックなライブペインティングは世界中からのオファーが絶えず多くの観客を魅了。2011年には南アフリカの元大統領、故ネルソン・マンデラの娘のバースデーパーティーに招待され、ライブペインティングを披露する。リバプールFCとメインスポンサーであるカールスバーグが共同制作したCMにメインアーティストとして出演。
http://www.dragon76.net/

Interview No.4

旅から広がる表現の選択肢。

モデル・KIKIさん

日本国内で待望のデビューを飾り、「CAR OF THE YEAR JAPAN 2014-2015」にノミネート、10ベストカーに選出された、新型Jeep® Cherokee。Jeep®伝統のクラフツマンシップを尊重したうえで刷新された待望のニューモデルは、スタイリング、収納力、ドライブスポットなどにフォーカスすると、どんな世界観を浮き彫りにするのか。各界のスペシャリストが語るその魅力を、インタビューシリーズとしてお届けしていく。

第4回目のスペシャリストは、モデル、KIKIさん。KIKIさんといえば、「OZ magazine(オズマガジン)」の表紙モデルをイメージする人がほとんどだろう。鎌倉、湘南、アート、島など、女性のライフスタイルに散歩や旅を提案する同誌の顔として、彼女を支持するファンは後を絶たない。また女優やラジオのナビゲーターなど多方面で活躍する傍ら、ライフワークの登山や写真にアクティブに取り組んでいる。

2014年3月には、KIKIさんが旅してきた(世界9カ所の)山での時間を切りとったフォトエッセイ集、『美しい山を旅して:KIKI’s MOUNTAIN JOURNAL』(平凡社)を発行。山と都市を行き来するライフスタイルを送る彼女に、新型Jeep® Cherokeeはどう映るのか? 山や写真の話を交えて、そのインプレッションを語ってもらった。

Q:KIKIさんはJeep®にどんなイメージを持っていますか?

A:やっぱりアウトドアとの相性がすごく良いですよね。私が大きいクルマの運転をするのは大変そうですけど、すごく憧れはあります。

Q:実際に新しいJeep® Cherokeeを見ていただきましたが、エクステリアとインテリアからはどんな印象を受けましたか?

A:シートの座り心地が良くて快適でした。あとはやっぱり、沢山の荷物を詰められそうですね。私の場合、長い登山道具を収納できると助かりますし、車中泊ができるスペースも十分にありそう(笑)。流線型にリニューアルされたデザインには驚きましたね。デザイン的に角張ったものは可愛いと思いますけれど、私が選ぶクルマは流線型が多いんです。「それ、KIKIっぽいね」と言われるのが嫌で、「え、これなんだ?!」と言われるほうがすごく気持ちがいい(笑)。好みとは完全一致しない違和感を楽しむというのは、私がモノを選ぶときに大きいですね。

Q:KIKIさんにはアウトドアのイメージが定着していますが、山に登り始めたのは2006年からと聞きました。それ以前は、登山や自然は身近なものではなかったのでしょうか?

A:子どものときに両親にキャンプに連れて行ってもらったり、登山とまではいかないけど割といろんなところを歩き回ったりという思い出はありますね。幼少期から東京で過ごしてきたけれども、静岡にある祖父母の別荘によく行っていたので、自然の中でもよく遊んでいました。そういう経験があったので、最初に山に行くとなっても、山小屋に泊まるとかテント泊をするとかもそんなに抵抗はなかったです。学生時代に陸上部に所属していたから、それなりに体力に自信もありましたし、スムーズに入っていくことができましたね。

Q:最初に登った山のことを聞かせてもらえますか?

A:最初は八ヶ岳の赤岳に登りました。山小屋に一泊してから翌日に縦走して、赤岳に登って帰ってくるという結構ハードな行程でしたね。赤岳は山小屋が麓にあるので、そこから縦走して降りて、6,7時間くらいは歩いたかもしれません。
ちょうど私の周りの人たちが山に登り始めていた頃で、すごく行きたいという気持ちがあったので、まずは「やっと来ることができた」という嬉しさがありましたね。山小屋が思った以上に快適でしたし、都内からクルマで数時間かけて、そこから自分の足で歩いて来た場所に「こんな風景があるんだ!」と驚きました。別の登山道を見つけると「あの道も行ってみたい。向こうの山からはどう見えるんだろう」と想像が膨らんで、ハマったというよりも「もっと行ってみたい」という気持ちでしたね。

Q:登山での経験が日常生活に変化を与えたことはありますか?

A:例えば、天候の変化ですね。山に行って雨が降るのを嫌だなと思ったら、そこから先の行程がつまらないものになってしまう。でも、雨なりの良さを見つけられると、臨機応変に構えられるようになるんです。それは街に帰ってきても同じことだと思います。山では無理は禁物なんです。街はいろいろと便利なので、自分が知らないうちに無理をしてしまっているんじゃないかなと思うところがあって。その便利な状況が、実はどこかで自分に負担をかけているんじゃないかと思うようになりました。2013年は70日くらい山に行っている日数がありましたけど、山はやっぱり特別な存在です。山に住みたいとはあまり思っていなくて、それは街に住みながら行っているから良いんだろうなって。決して登山が日常になってほしくはないんです。

Q:KIKIさんのフォトエッセイ集、『美しい山を旅して:KIKI’s MOUNTAIN JOURNAL』では、ご自身が撮った写真に文章を添えて、山と旅の魅力を紹介していますが、写真を撮り始めたきっかけを教えてもらえますか?

A:大学生のときに建築学を専攻していたので、もともとは建築を観て回る記録のために始めたものなんです。でも、いわゆる建築写真ではないんですよ。自分の目線で建築を撮って、それを発信することから知識が先に立たず自分の感覚で建築を楽しめればいいと思っていて。山に行くようになったタイミングに、OLYMPUSのAFTというカメラを使うようになったら、自分の目で見た景色と写真になったときの差がなかったんですね。それがきっかけで、写真を撮ることがすごく楽しくなりました。山岳写真は雄大な景色を撮るイメージがあるけれども、そうではない目線で楽しめるものが沢山ありますから。

Q:新しいJeep® Cherokeeに似合いそうな旅の写真はどんなものが挙げられますか?

A:アラスカで見た氷河ですね。実際にアラスカはJeep® Cherokeeとすごく合うと思いますよ。そもそも、アラスカの旅は車がないとできませんし、夏でも少し歩けば氷河があったりする、その変化に富んでいる距離感がすごく面白いんです。フェリーで車の乗り入れもスムーズにできますし、1日600kmも南北に移動すれば、何もない風景にデナリの雄大な山が現れたりと、車窓からの景色も劇的に変わります。

Photography by KIKI (『美しい山を旅して:KIKI’s MOUNTAIN JOURNAL』より)

Q:「どこにでも行ける」というのは、KIKIさんのお仕事にも通じますよね。趣味から仕事につながった登山と写真も、KIKIさんを語る上で外せない要素ですし、表現することへの欲が高まっている印象を受けます。

A:それは私というよりも、周りの方たちが求めてくださっていることが大きいと思います。写真を展示したいという気持ちは無きにしも非ずだけど、どちらかというとお話をいただくことがほとんどなんです。それに合わせて自分の表現を考えなければいけないから、すごくプレッシャーも感じます。それこそクルマの中で「どうしようかな…」とずっと考えてしまいますね。でも、リクエストに応えられるインプットは私の中にあるはずですし、すごく好きな場所だったり、ご縁を感じたりすると、絶対にやりたいと思わせられるんです。

Q:きっと声を掛ける皆さんは、KIKIさんから出てくる考え方やアイデアに期待があるんでしょうね。

A:私は欲張りなので、いろいろなことを体験したいんですね。山にも様々な楽しみ方があって、旅するような山もあれば、挑戦という意味合いの山もありますし、そういう意味では冒険なんです。今の私の得意不得意は未知数なので、いろいろなことを体験して選択肢を広げていく中で、最後には絞っていきたい。それはクルマの選び方と同じかもしれませんね。

KIKI

1978年東京生まれ。武蔵野美術大学造形学部建築学科卒。「OZ magazine」の表紙モデルをはじめ、雑誌やTVCMなどの広告、連載執筆など多方面に活動する傍ら、ライフワークの登山や写真にアクティブに取り組む。2014年3月には、KIKIが旅してきた世界9カ所の山での時間を切りとったフォトエッセイ集、『美しい山を旅して:KIKI’s MOUNTAIN JOURNAL』(平凡社)を発行。「道後オンセナート 2014」に作家として参加し、ホテルの部屋の改装プロデュースを手掛けている。
http://www.nowfashion.co.jp/models/138

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